働く人々のための連続講座

メンタルヘルスと西野方庸氏

1990年代のバブル経済崩壊以降、徐々に労働条件が切り下げられていますが、とりわけ2008年のリーマ ンショック以来、働く人々を取り巻く環境は厳しさの度合いを深めています。全労働者のうち、非正規雇用 の占める割合が40%に近づき、正社員も働きすぎによる過労死・過労自殺に追い込まれる危険性が増えています。

このような状況の中で、30日以上の休職の原因が「メンタル疾患」である割合は
36%(2000年)から63%(2007年)に激増しており、メンタルヘルス対策は喫緊の課題です。

今回の連続講座で、メンタルヘルスについての講師を担当される関西労働者安全センター事務局長の西野方庸氏は、 1981年から関西労働者安全センターに勤務、 職場の労働安全や労災補償についての相談事業に長年携わってこられました。

西野方庸

相談件数は一ヶ月に20-30件ほどあり、継続案件が常に数十件あるそうです。
寄せられる相談はどれも深刻なものばかり。

西野さんが執筆しておられるのが、
毎日新聞夕刊の隔週火曜日に連載されている「職場の健康」コラム。
毎回900字程度で、具体的な数字を上げながら、自身の経験にもとづいて、
親しみやすい文体で職場の安全や健康の問題について語りかけておられました。

西野方庸氏の新聞連載

連載「職場の健康」の全タイトル一覧

今回のメンタルヘルスについての講座でも、ご自身の経験を通じた、 職場、働く人々の現場、現実に根ざしたお話を聞くことができます。

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