『大阪社会労働運動史』第1巻

はじめに 大阪府の成立と変遷
第1章 産業近代化・自由民権運動(1868〜88年)
 第1節 産業近代化の始まり
 第2節 自由民権運動
第2章 社会運動の発生(1889〜99年)
 第1節 近代産業の形成
 第2節 農村の変化と農民の闘争
 第3節 1880年代後半〜90年代の争議
第3章 組織的運動の始まり(1900〜05年)
 第1節 日清戦争後の産業の発展
 第2節 日清戦争後の労働事情
 第3節 草創期の労働団体とその運動
 第4節 婦人矯風会と遊廓反対運動
 第5節 大日本同胞融和会と部落改善運動
 第6節 永小作権登記訴訟、鴻池小作争議ほか農民運動
 第7節 1903年前後の労働争議
 第8節 反税運動、日露講和条約反対運動
第4章 ストライキの増加と社会主義運動(1906〜14年)
 第1節 日露戦争後の産業の発展
 第2節 砲兵工廠ストライキと争議の頻発
 第3節 大阪平民社と『大阪平民新聞』ー草創期の大阪社会主義運動ー
 第4節 市民、農民、漁民の闘い
 第5節 憲政擁護運動と廃税運動
第5章 第一次世界大戦と組合運動の台頭(1915〜18年)
 第1節 大戦ブームと重化学工業化
 第2節 友愛会大阪支部の誕生と発展
 第3節 職工組合期成同志会
 第4節 労働争議の増加
 第5節 飛田遊廓反対など住民・学生運動
 第6節 米騒動
 第7節 労働者福祉事業のはじまり
第6章 労働団体の続出と運動の高揚(1919〜22年)
 第1節 大戦後の不況と産業合理化の開始
 第2節 友愛会から日本労働総同盟へ
 第3節 大阪鉄工組合・友禅工組合など労働団体の続出
 第4節 国際労働会議労働代表反対運動
 第5節 向上会の結成と分裂・純向上会
 第6節 普選運動の高揚
 第7節 労働争議の続発
 第8節 消費組合運動と共益社
 第9節 メーデー
 第10節 団体交渉権要求大争議
 第11節 小作争議頻発と日本農民組合の結成
 第12節 借家人運動
 第13節 婦人運動
第7章 運動のひろがりと対立(1922〜24年)
 第1節 労働組合総連合運動の挫折
 第2節 日本共産党の創設とアナ・ボル対立
 第3節 労働組合同盟会から日本労働組合連合へ
 第4節 官業労働総同盟と同関西同盟会
 第5節 大阪鉄工所、住友伸銅所争議
 第6節 総同盟大阪連合会
 第7節 泉州地方の運動の活発化と岸和田三紡績の争議
 第8節 対露非干渉・三悪法反対・亀戸事件糾弾運動
 第9節 西部交通労働同盟と私鉄・市電スト
 第10節 全国水平社と差別糾弾運動
 第11節 日本農民組合の発展と小作争議
 第12節 第二次憲政擁護運動と総選挙
 第13節 関西労働組合自由連合会
 第14節 自立労働者教育運動、大阪労働学校
 第15節 「在日朝鮮人」の形成とその状態
第8章 無産政党の登場・戦線の分立(1925〜26年)
 第1節 日本労働総同盟第一次分裂
 第2節 分裂後の総同盟大阪連合会
 第3節 日本労働組合評議会大阪地方評議会
 第4節 日本労働組合連合の分裂、日本労働組合総連合の結成
 第5節 大阪労働組合会議
 第6節 無産政党組織運動から労働農民党の分裂まで
 第7節 豊田式織機会社大阪支店・東洋紡三軒家工場争議など
 第8節 水平社運動の左翼化
 第9節 大阪朝鮮労働同盟会

渡部徹,木村敏男監修、B5版1074頁 15000円(+税)
1986年 大阪社会運動協会