メーデー記念上映会:1950年代の幻灯

2015年5月1日(金)18:30~20:40(18時開場)
会場:エル・おおさか5階504号室
参加費500円【定員30名】

好評を博した2011年2013年の「幻灯会」に続き、 今年も開催!懐かしい「幻灯会」。
占領期から戦後1950年代を中心に、誰にでも作り、 上映することのできる映像メディアとして幅広く利用された幻灯。 その多様な資料的価値を今、再び探求します。

今回は、5月1日にメーデー記念上映会として開催。1950年代の社会情勢を色濃く映し出す3本の作品を上映します。 解説は昭和の幻灯/スライド研究に携わり、各地で上映活動を続けている早稲田大学演劇博物館招聘研究員、鷲谷花氏。

18:30〜 開会、上映
20:00〜 解説・会場とのトークセッション
20:30〜 終了、撤収
20:45〜 懇親会


上映作品

『松川事件 1951』(1951年)
[幻灯]松川事件1951

製作:人民幻燈協会、(日本労農救援会)
福島大学松川資料室所蔵オリジナルプリントから複製したニュープリントを上映


『山はおれたちのものだ』(1954年頃)
[幻灯]山はおれたちのものだ

製作:奥多摩山村工作隊
配給:日本幻灯文化社
神戸映画資料館所蔵フィルムを上映


『平和のかけ橋 李徳全女史来訪記録』(1955年?)
[幻灯]平和のかけはし

製作・配給:日本幻灯文化社
神戸映画資料館所蔵フィルムを上映


各作品について詳しくは▶ブログ記事


講師:鷲谷花氏(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)

早稲田大学演劇博物館招聘研究員・成城大学非常勤講師。映画学、日本映像文化史。共編著に『淡島千景 女優というプリズム』(青弓社、2009年)。近年は昭和期の幻灯/スライド文化研究に取り組むかたわら、各地で幻灯機を用いた上映活動を行っている。
http://kyodo.enpaku.waseda.ac.jp/


幻灯について

「幻灯」、後には「スライド」と呼ばれた、拡大した静止画像を連続してスクリーンに投影する映写装置は、19世紀末の映画発明に先行する映像メディアとして、教育・娯楽にと活用されてきました。  映画の普及とともに一時的に衰退した幻灯ですが、日本では戦時中から占領期にかけて復活し、ふたたび学校や家庭、公共機関における視聴覚教育に盛んに活用されます。また、日本の敗戦以降の労働運動・社会運動の高揚のなかで、幻灯は宣伝・文化工作・記録のための重要なメディアとしての役割を担うことになります。


主催

エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)

協力

神戸映画資料館 http://kobe-eiga.net

お問い合わせ

エル・ライブラリー(電話: 06-6947-7722 /メール: lib@shaunkyo.jp)