学習会「日本の賃金を歴史から考える」

2015年2月20日(金)18:30~20:15 会場:エル・ライブラリー

金子良事『日本の賃金を歴史から考える』

気鋭の社会政策・労働問題研究者、金子良事氏をお招きして、 著書『日本の賃金を歴史から考える』(旬報社、2013年)をテキストに少人数の学習会を開催します。

「賃金はしばしば思想を伴う。その思想は生産効率の追求かもしれないし、 仕事のやり方を変革させる経営改革かもしれない。あるいは同一労働同一賃金かもしれない。

これらの思想はそれ自体無謬であったとしても、現実に実現しようとするとき、 しばしばあちらを立てればこちらが立たぬという不均衡な正義しか実現できない。

しかし、その不完全さこそがチャンスである。

私は自分の正しさのみを追及するよりも、 完全な正義は実現できないという前提に立って多様な考え方を 数多く認識することが重要だと考える」(同書より)

著者との討論を通して日本の賃金の歴史について学ぶ、またとないチャンスです。 江戸時代末期から現在にいたる、賃金の支払われ方について学んでいくうちに、 日本の労働者の生活や思想にまで深入りしていく醍醐味が得られるでしょう。

金子良事

金子良事
1978年生まれ、経済学博士。現在は法政大学大原社会問題研究所兼任研究員。 東日本大震災以降、大槌町・釜石市を中心に復興活動を続けている。 主な著作『戦時賃金統制における賃金制度』((経済志林』80巻4号)


日時:2015年2月20日(金)18:30~20:15
会場:エル・ライブラリー
定員:15名(要予約)
申込み:lib@shaunkyo.jp までメールで。
参加費:無料
テキスト:『日本の賃金を歴史から考える』
(なるべく事前にお読みください)
定価1620円を1450円で割引販売します。お問い合わせください。

懇親会あり:講師を囲んで、近隣の飲食店で開催(参加者実費負担)。